このサイトを作った理由は大きく2つあります。


 1つは、もちろん自身が腎不全を患ったから。もう1つは、 ふとしたきっかけで今までまったく縁のなかったプログラムというものに興味を持ちはじめた為です。 その延長としてPHP(なんかプログラムです)とMySQL(なんかデータベースです)を少しだけかじり、 「せっかく覚えたんだし、なんか作ってみようかな」ぐらいのノリではじめました。テキトーです。


 最初は、PHPを使った静的なネットゲームでも作ろうかなと考えていたのですが、 「どうせ趣味で作るのだったら、多少なり世の中の役に立つものの方が良いだろう」と思い直し、 「そういや腎臓病食、それもカンタンに作れるという方向に特化したレシピ投稿サイトなんて見たことないな。あったら便利かもな~」 ……と、ま、そんなような流れで。

 慢性腎不全患者のために必要な人工透析の費用は、かなりの部分、国が支えています。大雑把にいって年間1.5兆円ぐらいかかっているそうです。 2013年度の日本の(一般会計における)歳出の合計が90兆円ほどですから、まぁ、結構な額と言えるでしょう。


(参考)予算(概算)
警察庁2400億円
外務省6000億円
文部科学省5.3兆円
防衛省4.7兆円

 腎臓病は「静かに忍び寄る病」。ある日突然、透析が必要なレベルで腎臓が悪くなっていたことが発覚──そんな方も大勢いらっしゃいます。 これはもう、どうしようもありません。人工透析における国の負担は上に書いた通りですが、国民を守ってこその国家ともいえます。 人工透析を受けること、それ自体を遠慮する理由はありません。


 ──しかし一方、腎臓の患いが発覚した時点で、慢性ながら、まだ透析までには幾らか猶予がある、という方も、これは大勢いらっしゃいます。 個人差もあるので一概には言えませんが、腎臓病食を導入し、摂取たんぱく質やリン、カリウムに注意しながら日々を送ることによって、 透析に至るまでの期間を先延ばしにすることが多くの場合、可能です。これは腎臓科医のほとんどが認める、統計的事実です。


 別に「お国のために腎臓病食を導入しろ!」なんていう話ではありません。そんなもん、個人の勝手でしょう。 「オレは好きに飲み食いして過ごす! 自分の身体なんだから、それで死んでも結構だ!」と威勢の良いことを言いつつ、 そのくせしっかり国が医療費負担している薬を飲み、ちゃっかり透析まで受けているような暴飲暴食腎不全者がいたとしても、 それは自由というものです。


 要するに、「腎臓病食を導入することによって、自分の健康を守れるだけでなく、ささやかながら国家の医療費負担軽減にも役立てる」そういうことです。 自分のためだけでなく、社会貢献になる……とそう考えれば、やる気も出るというものではないでしょうか。

 ぶっちゃけ、普通に料理を作るのと大差ありません。凝った料理を作るには手間がかかりますが、それは腎臓病食ではない普通の料理だって同じでしょう。


 ポイントは「野菜は湯通ししてカリウムを抜く」「肉類(特に魚肉、鶏肉)は使用を控えめに」「乳製品、卵(鶏卵、魚卵)は控えめに」 ……そんなモンでしょう。夏場は野菜の湯通しも大変ですから、ある程度ざく切りにして、30分水に浸すでもOKです。 また、野菜は湯通ししてもカリウムしか抜けませんが、肉類はカリウムのほか、リンも抜けるのでこれもおすすめです。


「そんなテキトーなことでいいのかよッ!?」

 このテキトー腎臓病食の方針で1年過ごしましたが、とりあえずマイナスにはなっていないようで。 以下は、2013年春に腎不全と診断されてから、2014年春に至るまでの我がクレアチニン数値の推移です。




 もちろんこれはわたし一人のケースデータに過ぎませんが、まったく食事に気を回さないよりは、テキトーでも気を回した方が良い結果に繋がる──「可能性が高い」 ぐらいのことは言えるでしょう。


 それに加え ── 何事もそうですが ── 腎臓病食は「続けることが大事」というのが、わたしの考えです。 あんまりギチギチに縛りをかけて取り組むと、続くものも続きません。ダラダラやるぐらいがちょうどよいのかも知れません。


 あと、腎臓病食用の特殊な食材についても少しだけ触れます。個人的に、低たんぱく米は使っていません。 導入コストが馬鹿にならないのと……ご飯一杯(200g)で、たんぱく質5g前後。食べたところでそんな大したことないかな、という判断です。


 塩分50%カット食塩、減塩しょうゆ、減塩ソースは使っています(近所のスーパーでも普通に売っている、というのが大きです)。味噌汁など、どうしても塩分摂取過多になってしまうスープ系は普段飲みませんが、 飲む時は、別に減塩商品にはこだわりません(残すようにはしています)。減塩基準は、おおらかに1日6g以内と決めています。


 ちなみに、たんぱく質の(わたし個人の)摂取量目安は、1日40g~50gです(この辺はその人の体格、体重、年齢、症状によっても変わってきます)。 近年、「低たんぱく食すぎても腎臓に悪い」という話もあるようですから、注意したいところです。

※腎不全において、低たんぱく食はあまり意味がない、という専門医もいます。


・このサイトの製作者
クリントン大西
・性別
・病歴および近況

2013年3月、慢性腎不全(IgA腎症)と診断される。

ひと月の入院生活後、療養のため前職を辞す。夏頃より就職活動開始。同年10月より職業訓練開始。 Androidアプリの製作を学ぶ(その前提として、Java言語をひと通り習得)。翌年春、就職。

最近ではiOS(iPhoneとかiPad向けの)アプリ製作に興味をそそられているが、それにはMacのパソコンが必要とのこと。 「でもマック持ってねーしな~。アプリ作りたいだけで買うってのもなぁ~」などと考えながら生きています。


公式サイト => クリントン大西の部屋

公式Twitter => @klinton_onishi

Medium(というのがある) => クリントン大西Medium